Business & Work事業と仕事
企業から排出される
不用物を原料に新たな資源を生み出す。
ビシネスを通じた社会課題の
解決に挑む、TOAシブルの
事業と仕事についてご紹介します。
TOAの事業
私たちの事業の根幹にあるのは、「廃棄物処理」ではなく「資源循環」です。
企業から出る廃棄物を「再生重油」「再生固形燃料」「再生混合燃料」へとリサイクルし、
再び企業へと販売。焼却されるゴミを減らすこと、
天然資源の使用を抑制することにつながり、地球環境の保全に貢献します。
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リサイクルの
仕組み -
回収
TOAシブルでは廃棄物の中でも主に「廃油」や「汚泥」を扱います。製造工場や石油精製会社、ガソリンスタンドなどから出る廃棄物を受け取ります。
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運搬
自社で保有する運搬車を使い、廃棄物を運びます。関東を中心に9都県でビジネスを展開しています。
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再資源化処理
保有する複数の処理施設を使って、廃棄物を再資源化します。再資源化・省資源化率は99.79%と高い数値を誇り、回収したほぼすべてを再利用できるよう処理します。
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製品化
液体から固体まで、さまざまな形状の再資源燃料へと生まれ変わります。廃棄物は単なる「ゴミ」ではなく、地球の未来へとつながる「原石」なのです。
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販売
製品は、セメントの原料や発電用の燃料として使用されます。再資源燃料の活用方法は未知数であり、今後ますますニーズの拡がりが期待されています。
廃棄物とは
廃棄物は「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に分かれます。
■一般廃棄物とは、家庭から出る不用物です。例えば、生ゴミや紙、プラスチックなどを指します。
■産業廃棄物とは、企業の事業活動から出る不用物を表します。廃油や汚泥以外にも、繊維・紙・木くず・金属・ガラス・食品残渣など、その種類はさまざまであり、製造工場などから必ず排出されます。
分析・開発の仕事
仕事は大きく「分析業務」と「開発業務」に分かれます。
分析は、廃棄物および製品の成分検査に関わる業務であり、ラボ室で取り組む仕事です。
開発は、リサイクル処理の工程に関わる業務であり、工場で取り組む仕事です。
化学と工学の知識を活かして働きます。
入社後の主な業務
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品質チェック
廃棄物の受け入れ時からリサイクル処理の過程、製品の生成後に至るまで、要所での品質チェックは欠かせません。安全への配慮を怠ることなく、事業を行っています。
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分析・評価
薬品や計測機器を用いて、廃棄物や製品の試験を行います。工場内の作業を止めないためにも、素早い作業と臨機応変な対応力が求められます。
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工程改善
コストを抑えつつ、より効率的にリサイクル処理ができるように適宜、工程の見直しを行います。工場の現場とコミュニケーションを図りながら改善します。
将来的にお任せしたい業務
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企業や大学との共同研究
新素材・新処理技術の確立を目指して、社外の方々と協働し、研究を行います。その成果は、当社のビジネスだけに留まらず、広く社会で役立てられます。
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新製品の開発
あらゆる産業・企業に再生燃料を活用いただけるよう、新製品の開発を担います。不用物を資源に変える当社事業のコアとなる仕事です。
営業の仕事
廃棄物を資源に変えるためのリサイクル処理の第一歩となる、お客様との窓口を担う仕事です。
大手企業を中心に製造業やエネルギー会社、ゼネコン、官公庁など、クライアントの業種はさまざま。
TOA本社のある千葉県を含む9都県が営業エリアです。
入社後の主な業務
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ヒアリング
お客様先からご依頼内容をお伺いします。ひとくちに廃棄物と言っても成分や状態などは常に異なるため、リサイクルするためにヒアリングは極めて重要な仕事です。
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プラン作成・提案
お伺いした内容をもとに、リサイクル方法を検討します。練り上げたプランをお客様にご提案し、合意が取れると案件の受注です。規模の大きなご依頼では、数千万円規模になります。
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進行管理
廃棄物回収時の段取りやスケジューリングなど、案件を円滑に終えるまでの進行管理を担います。関係各所と密にコミュニケーションを取りながら業務を進めます。
将来的にお任せしたい業務
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新規クライアントの開拓
入社後は既存顧客への訪問はもちろんのこと、市場を開拓するための新規営業にも携わります。お客様の構成比は現状、既存:新規が8:2程度。今後は新規の割合を増やしたいと考えています。
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再生燃料(製品)の営業
製造した再生燃料を製造メーカーに販売する仕事です。お客様のご要望をお伺いし、それに応じた製品づくりの提案を行うなど、よりメーカー営業色の強い業務になります。